雨が降ったり、気温が高いこの時期は、虫が活動的に動いたり、病気が出やすいい時期です。
そこで使用するのが農薬です。
病害虫の防除に欠かせない農薬を効果的かつ安全に使用するために、農薬の正しい使い方をご紹介します。
ぜひ一読してみてください!
人が体調が悪く病気になれば医薬品を使うように、植物が病気になった時に使うのが農薬です。
農薬は、病気や害虫を防除することができます。
農薬は危険なものという認識がありますが、ラベルの表示どおりに使えば安全です。
商品のパッケージは意外と見ますが、ラベルをきちんと確認せず使う方も多いのではないでしょうか。
とても重要な事が書かれているので、必ず最初から最後までしっかり読みましょう。
まずは、育てている植物が現在どういう症状があるかを確認してください。
害虫の発生は目で確認できますが、病気の場合は病原菌に感染しても発病するまでは目に見えない場合が多いです。
病害虫で困った事があれば、住友化学園芸さんの下記のページご案内しますので、参照してみてください。
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害虫もしくは病気が判明しましたら、殺虫剤・殺菌剤を選んでください。
どちらかわからない場合は、殺虫成分と殺菌成分が配合された殺虫殺菌剤が便利です。
次に、散布場所の広さや植物の数によって、農薬タイプを選びます。
乳剤、水和剤、水溶剤 → 水で薄めて噴霧器で散布
スプレー剤 → 手軽にスポット散布
粒剤、ペレット剤 → 土にパラパラとまく
初心者の方には、すぐに散布できる「スプレー剤」や土にまくだけの「粒剤」「ペレット剤」が便利です。
散布面積が広かったり、植物が多い場合は、水で薄めて噴霧器で散布する「乳剤」「水和剤」「水溶剤」が適します。
少量の薬品で大量の散布液が作れるので経済的です。
薬品が決まりましたらラベルを確認してください。(写真②見てください)
ラベルには、使用できる植物名、効果のある病害虫名とともに、使用方法(希釈倍数、使用時期、使用回数など)、使用上の注意点が詳細に書かれています。
使用方法を誤ると薬害が出たり効果が得られなかったりするので、安全に使用するために必ずラベルを読んでから使用しましょう。
作物名 どの植物に使えるか
適用病害名 どの病気、害虫に効果があるか
希釈倍数 原液を何倍に薄めて使用するか
使用液量 散布する量
使用時期 収穫何日前まで使えるか
総使用回数 収穫終了まで何回使えるか
使用方法 薬剤の使い方
ここで重要なご案内です。
農薬取締法により、薬品ごとに使用できる作物が決められています。
ラベルの「作物名」に、散布したい植物が記載されていることを確認しましょう。
記載がない作物には使用できないことになっております。
また、水で薄めるタイプの薬剤は、希釈倍率を守りましょう。
規定濃度より濃いと植物に薬害が出たり、薄いと効果が低下します。
ラベルに記載された希釈倍数を確認し、必要な薬剤の量を適切な割合で混ぜて散布液を作ります。
計量しやすいように、当店では「希釈カップ」や「農薬計量器」の販売もしております。(写真③見てください)
農薬の散布方法、散布箇所はラベルに従い、葉表だけでなく葉裏や茎も忘れずに散布しましょう。
葉の裏側に害虫がいる事が多いので、葉の表4割、葉の裏6割ぐらいの割合で散布すると良いと思います。
これからの時期、日中の高温時に散布すると農薬の水滴が蒸散し、薬害が出ることがありますので、薬剤散布は朝夕の涼しい時間帯に散布する事をおすすめします。
最後に、農薬は使用期限があります。
期限が切れると、成分が分解したり濃度が低下するなどして、本来の品質が保持できないため、最終有効年月日を確認して、有効期限内の薬剤を使うようにしましょう。
最後の最後に、近年天然物由来の薬品も多く流通しております。(写真④見てください)
食品成分のものや身のまわりにある成分を使用したもので、野菜など食するものに使用したい方におすすめです。
ただし、天然成分の薬剤は、持続性はなく、丁寧に複数回たっぷりとかけないとあまり効かないこともありますのでご注意ください。
薬品を正しく扱い、園芸ライフをしっかり楽しみましょう!



